Oil Seales
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200http://www.snos.jp/ PC、スマートフォンからWEBカタログもご覧いただけます。Xリング回転シール法 回転シール法は、Xリングを回転軸の封止に用いるものでXリングを往復運動のミゾ寸法で取付けたとすると、Xリングは摩擦熱でさらに収縮することになります。そしてその結果として、シールの回転軸に対する締付け力が増大し、摩擦と摩耗が大きくなり、したがって早期の破損が予測されます。 回転シール法では、内径が軸径よりも2~6%大きなXリングを選びます。 Xリングは、半径方向に圧縮されて、みぞの底面と軸に押し付けられます。そして、圧縮の結果として、リングはみぞ内でほぼ正弦波の形状を取り、両側面で支持されます。シールを高圧(5MPa以上)条件下で効果的に使いたい場合、あるいは軸と穴のすきまが表Ⅶ(次頁)に記載のそれよりも大きい場合は、バックアップリングを組み込んで下さい。NBR(硬度70°)材は、一般的仕様、すなわち、平均的な圧力(最高15MPa)、最高接線速度120m/分、および温度約80℃以下で作動油を封止する場合の材料として推奨します。Xリングの材料は、使用条件に合わせて選択して下さい。回転シール法は、接線速度が30m/分以下の場合は、適用しなくて、往復運動用のミゾ寸法で良いです。〈注〉回転シール法を採用する場合は、上記事項をもとにして、試作にて確認の上ご使用下さい。回転用

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