Oil Seales
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190http://www.snos.jp/ PC、スマートフォンからWEBカタログもご覧いただけます。Xリング〈バックアップリング〉 バックアップリングは、Xリングが隙間に押し出されるのを防ぐため、運動用および固定用シール時に組み込むものです。 バックアップリングは、次の使用条件の1つでも該当する場合に使用して下さい。● 5MPa以上の圧力の時。● 封止すべき部品の公差が大きい時。● 作動が高速の時、または急激な速度変化がある時。● 高温時。● 温度の変動が激しい時。● 液体に汚れがある時。 圧力がXリングの一方の側にのみかかる場合は、圧力がかからない側にバックアップリングを1個取り付け、また、圧力がXリングの両側にかかる場合は、各側に1個ずつ、計2個のバックアップリングを取り付けて下さい。いずれの場合でも2個のバックアップリングを付ければ、組立ての際のミスが防げます。 バックアップリングの材料は、主としてテフロン(PTFE)で、潤滑性および耐薬品性がよく、切り粉などの異物もその中に埋没してしまいます。 バックアップリングには、次の3種類があります。● スパイラル(汎用)● バイアスカット● エンドレス バックアップリングは、外径(ピストン)および、内径(ピストンロッド)シールに使用します。スパイラル設計(汎用)シリーズ52028(内径シール)シリーズ52029(外径シール)6. 摩擦低減処理 弾性シールの摩擦および固着を減らして、その寿命を延ばす方法です。 Xリングは、2種類の処理をすることができます。〈テフロンコーティング〉 テフロンコーティングは、薄いが非常に耐摩耗性の高い青色の被覆であり、基材エラストマーと同じ弾性を示します。利点● 低摩擦● 始動特性がよい● 耐摩耗性が高い● 長期放置時の固着がない● 耐油性が良好用途 テフロンコーティングは、主としてニトリルゴム(NBR)に施します。 テフロン被覆のXリングは、作動油、潤滑油およびオイルミストに対するシールとして使用可能です。 水(温度50℃以上)、アルコールおよび溶剤(例えばアセトンを含んだケトン)の封止には適しません。〈ハロゲン処理〉 ハロゲン処理は、減摩処理です。 この処理は、テフロンコーティングと異なりXリングにコーティング剤を付着させるのではなく、リング表面の化学的処理です。 この処理で、Xリングの特性が損なわれることは全くありません。利点● 低摩擦● 始動特性がよい● 耐薬品性は未処理のものと変わりません用途 ハロゲン処理は、主として、ニトリルゴム(NBR)のXリングに施します。 ハロゲン処理を施したXリングは、作動油、潤滑油、HFAフルーイド、オイルミスト、および水に対するシールとして使用できます。

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